歯髄幹細胞
しずいかんさいぼう
歯髄幹細胞とは:硬いエナメル質に守られた「再生の宝庫」
歯髄幹細胞(Dental Pulp Stem Cells)とは、歯の中心部にある神経組織「歯髄(しずい)」に含まれる間葉系幹細胞のことです。
身体のあらゆる組織に分化する能力を持つ「万能細胞」の一種ですが、骨髄や脂肪由来の幹細胞に比べて採取が容易(抜歯した親知らずや乳歯から採れる)であり、かつ非常に高い増殖能力を持っているのが特徴です。硬いエナメル質と象牙質という強固なシェルターに守られているため、紫外線や活性酸素といった外部ダメージの影響をほとんど受けておらず、非常に質が良く、遺伝子レベルで傷が少ない「純粋な細胞」が温存されています。
「神経系」への圧倒的な親和性
歯髄幹細胞の最大の医学的特異性は、その名の通り「神経」に近い組織であるため、神経を再生・修復する能力が他の幹細胞よりも群を抜いて高い点にあります。
脊髄損傷や脳梗塞後の治療研究で注目されていますが、バイオハックの領域では、この細胞が分泌する成分(サイトカイン)を利用することで、脳の神経回路のメンテナンスや、加齢による認知機能の低下予防に役立てられています。また、骨髄由来の細胞に比べて増殖スピードが圧倒的に速いため、老化による組織の衰えをカバーする「若返りのエネルギー」が桁違いに強いとされています。特に、乳歯由来のものは「SHED」と呼ばれ、最も若いドナー由来であるため最高峰の活性を誇ります。
当クリニックにおける「細胞培養のプラットフォーム」
tokyo capital clinicでは、この歯髄幹細胞を直接移植するのではなく、この細胞が培養液の中で放出した「メッセージ物質(エクソソーム・培養上清液)」を活用する治療を主力としています。
私たちは歯髄幹細胞を、若返り成分を生産するための「超高性能なバイオ工場」と捉えています。特に、厳選されたドナーの歯髄幹細胞から抽出された成分は、神経系へのアプローチが得意であるため、肌の再生(外見)だけでなく、「脳のクリアさ」「集中力の回復」といったエグゼクティブの内面的なパフォーマンス向上(内面)に直結する、次世代のアンチエイジング資源として位置づけています。