【ビタミンDとは:ビタミンの仮面を被った「万能ホルモン」】
ビタミンD(Vitamin D)は、名前に「ビタミン(微量栄養素)」と付いていますが、その実態は体内で合成され、遺伝子に直接指令を出す「ステロイドホルモン」の一種です。
本来は紫外線を浴びることで皮膚上で合成されます。その役割は、単なる「骨を丈夫にする(カ ルシウム吸収)」だけにとどまりません。全身の細胞に存在する受容体(レセプター)と結びつき、約2,000種類以上もの遺伝子のスイッチをON/OFFする、いわば「身体のOS(基本ソフト)を制御するマスターキー」として機能しています。免疫力の強化、がんの抑制、メンタルの安定、そして糖尿病予防まで、その守備範囲は生命活動の根幹に関わります。
【「太陽不足」という現代病の正体】
現代のエグゼクティブにとって、ビタミンD不足は深刻な「隠れパンデミック」です。
日中オフィスにこもり、外出時も日焼け止めを塗る現代生 活では、必要量を日光から生成することは不可能です。実際に日本人の98%がビタミンD不足というデータもあります。
ビタミンD濃度が低下すると、免疫細胞(マクロファージやT細胞)がウイルスを認識できず「起動」しません。また、脳内では幸福ホルモン「セロトニン」の合成が滞り、冬季うつ(ウィンター・ブルー)や原因不明の意欲低下を引き起こします。これをサプリメントで補うことは、もはや栄養補給ではなく、環境変化に適応するための「生存戦略」と言えます。
【当クリニックにおける「攻め」の血中濃度管理】
tokyo capital clinicでは、ビタミンDを「最強の免疫バリア」および「メンタル・スタビライザー」として処方します。
重要なのは「血中濃度(25-OHビタミンD濃度)」です。一般的な健康診断の基準値(30ng/mL)は「病気にならないレベル」に過ぎません。当院では、ウイルスに対する高い抵抗力と、最高のパフォーマンスを発揮できる「オプティマル(最適)レベル(40〜60ng/mL以上)」をターゲットに設定します。
そのために、市販の低容量品ではなく、1粒で数千IU摂取できる医療用高濃度ビタミンDを使用します。同時に、取り込んだカルシウムが血管に沈着するのを防ぎ、骨に届けるナビゲーター役である「ビタミンK2」を必ずセットで処方することで、動脈硬化のリスクを回避しつつメリットだけを享受するプログラムを提供します。