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生体適合性

せいたいてきごうせい

生体適合性とは:身体が異物を「仲間」として受け入れる許容度


生体適合性(Biocompatibility)とは、医療機器や材料を体内に埋め込んだり投与したりした際に、身体がそれを拒絶せず、アレルギーや毒性、炎症といった有害な反応を起こさずに共存できる性質のことです。


私たちの免疫システムは、本来「自分以外のもの(非自己)」を徹底的に排除しようとします。しかし、チタンや特定のセラミックス、医療用シリコンなどは、免疫細胞を刺激しにくく、身体が「これは敵ではない」と認識(あるいは無視)しやすいため、「生体適合性が高い」と表現されます。インプラント、カテーテル、美容医療におけるフィラー(注入剤)など、体内に入るすべての医療材料において最も重要視される安全指標です。


「不活性」から「活性」へ:進化する素材


かつては、身体の中で何の化学反応も起こさない「生体不活性(バイオイナート)」な素材が良いとされていました。しかし、現代のバイオハックや再生医療では、より積極的に組織と馴染む「生体活性(バイオアクティブ)」な素材が求められています。


例えば、骨と直接結合する性質を持つ人工骨や、体内で徐々に分解されながら自分の組織に置き換わっていく吸収性ポリマーなどです。


健康・生命の観点から注意すべきは、安価な美容素材や未認可の注入剤です。生体適合性が低い物質を入れると、身体はそれを隔離しようとして硬い膜で覆ったり(被膜拘縮)、慢性的な炎症を起こして組織を変形させたりする「異物反応」を引き起こすリスクがあります。


当クリニックにおける「完全適合」へのこだわり


tokyo capital clinicでは、生体適合性の究極形は「自分自身の組織(自家組織)」であると考えています。


どれほど優れた人工素材であっても、異物である以上、経年劣化や微細な炎症のリスクはゼロにはなりません。そのため、当院では可能な限り、ご自身の脂肪や血液成分(PRP/ACRS)を用いた治療を第一選択としています。これらは遺伝子レベルで100%適合するため、拒絶反応やアレルギーのリスクは理論上存在しません。


人工物を使用する場合(ヒアルロン酸など)においても、世界的に長期の安全性データが確立され、生体適合性が極めて高く、万が一の際に分解・除去が可能である高品質な製剤のみを厳選して採用しています。身体への負担を最小限に抑え、長期的な安全性を担保することが、真のエグゼクティブ・ケアであると定義しています。

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