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乳酸菌鉄

にゅうさんきんてつ

乳酸菌鉄とは:胃を荒らさない「第3の鉄分」革命


乳酸菌鉄(Lactobacillus Iron)とは、ミネラルの一種である鉄分を、乳酸菌の培養過程で菌体内に取り込ませた「有機ミネラル」のことです。


従来の鉄分は、動物性の「ヘム鉄」と、植物・鉱物性の「非ヘム鉄」の2つに大別されていました。乳酸菌鉄は、タンクの中で乳酸菌に鉄を食べさせ、菌の体内で有機化(イオン結合)させた状態のものです。これにより、人工的な鉄剤(無機鉄)とも、動物の血液由来(ヘム鉄)とも異なる、植物性でありながら高い吸収性と安全性を持つ「第3の鉄」として、最新の栄養療法で注目されています。


天然のカプセルによる「マスキング効果」


乳酸菌鉄の最大のメリットは、鉄原子が乳酸菌の細胞膜(菌体)の中に包み込まれていることです。


病院で処方される一般的な鉄剤(非ヘム鉄)は、「むき出しの鉄」であるため、胃の中で溶ける際に活性酸素を発生させ、胃の粘膜を直接攻撃します。これが「鉄剤を飲むと胃が痛い、気持ち悪くなる」という副作用の原因です。


一方、乳酸菌鉄は、鉄が菌という「天然のカプセル」に守られている(マスキングされている)ため、胃壁に直接触れることがありません。胃を荒らすことなく腸まで届き、そこで初めて分解・吸収されるため、胃腸へのダメージがほぼゼロに近いという医学的な優位性を持っています。


当クリニックにおける「センシティブ・アプローチ」


tokyo capital clinicでは、乳酸菌鉄を「鉄剤不耐性(鉄剤が飲めない体質)」の方への救世主として採用しています。


ヘム鉄でさえ胃の不快感を感じる敏感な方や、思想信条により動物性食品(ヘム鉄)を摂取しないヴィーガンの方にとって、フェリチン(貯蔵鉄)を上げる手段は限られていました。


当院では、体に優しいこの乳酸菌鉄を使用することで、胃腸の炎症(ダウンタイム)を一切起こさずに鉄分を補給します。メンタルの安定や疲労回復に必要な鉄を、消化器系のストレスなく確保する、最も「バリアフリー」な貧血治療戦略です。

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