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グロースファクター

ぐろーすふぁくたー

グロースファクターとは:細胞分裂を指揮する「現場監督」


グロースファクター(Growth Factor)とは、日本語で「細胞増殖因子」または「成長因子」と呼ばれ、体内の特定の細胞に対して「分裂しろ」「新しい組織を作れ」「変化(分化)しろ」という命令を出すタンパク質の総称です。


ホルモンと似ていますが、ホルモンが血流に乗って全身に作用するのに対し、グロースファクターは主にその場所(局所)で細胞間の信号伝達を行います。私たちが怪我をした時に傷口が塞がるのも、肌のターンオーバーが行われるのも、すべてこのグロースファクターが現場の細胞に作業命令を出しているからです。広義にはサイトカインの一種に含まれますが、特に「組織の再生・増殖」に特化したものをこう呼びます。


適材適所の「スペシャリスト」たち


グロースファクターには多くの種類があり、それぞれターゲットとする細胞や役割が決まっています。


・EGF(上皮成長因子):皮膚の表面(表皮)の細胞を増やし、ターンオーバーを促進します。発見者がノーベル賞を受賞した有名な成分です。


・FGF(線維芽細胞成長因子):肌の奥(真皮)にある線維芽細胞に働きかけ、コラーゲンやエラスチンといった弾力成分を作らせます。


・VEGF(血管内皮細胞成長因子):新しい血管を作り、血流を確保して組織に栄養を届けます(発毛治療などで重要)。


・IGF(インスリン様成長因子):壊れた細胞の再生を助け、新しい皮膚や筋肉を作ります。


これらは20代をピークに分泌量が激減します。子供の傷の治りが早く、高齢者の治りが遅い(あるいはシワができる)のは、体内のグロースファクターの量が圧倒的に違うためです。


当クリニックにおける「建設的」リジュビネーション


tokyo capital clinicでは、グロースファクターを、減ってしまった細胞を物理的に増やすための「資材兼監督」として扱っています。


特に、肌の再生(ダーマペンやメソセラピー)や、薄毛治療(AGA治療)において重要視しています。単一の合成成分(EGFのみ等)を使うのではなく、ヒト幹細胞培養上清液に含まれる「数百種類のグロースファクターの複合体(カクテル)」を使用することを基本としています。


人間の体は複雑なパズルであり、一つのピースだけでは完成しません。多種類の因子が複雑に連携し合う「自然なバランス」をそのまま移植することで、不自然な膨らみを作ることなく、自らの細胞がコラーゲンを編み出し、毛根が再び活動を始めるような、根本的な組織再生を誘導します。

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