未病
みびょう
未病(みびょう)とは:健康と病気の狭間にある「グレーゾーン」の戦略的マネジメント
未病とは、東洋医学(中医学)に由来する言葉で、「病気という診断はつかないが、健康とも言えない状態」を指す医学的概念です。
現代医学(西洋医学)では、検査数値が基準を超えて初めて「病気」と診断され治療が始まります。しかし、私たちの体はある日突然病気になるわけではありません。健康(白)から徐々にバランスを崩し、不調のサインが出始め(グレー)、最終的に病気(黒)に至るというグラデーションの中にいます。未病とは、この「グレーゾーン」全体を指し、放置すれば病気に進行するが、適切に介入すれば健康に戻れる分岐点のことを意味します。
「不定愁訴」という名のサイレント・アラーム
未病の状態を医学的に翻訳すると、「ホメオスタシス(恒常性)が揺らぎ始めている状態」と言えます。
具体的なサインとしては、「検査数値はギリギリ正常範囲だが、自覚症状がある」ケースが多く見られます。
・なんとなく体がだるい、疲れが抜けない
・手足が冷える、眠りが浅い
・肩こりや頭痛が慢性化している
これらは医学用語で「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と呼ばれますが、これこそが身体が発している「故障寸前」のアラームです。最も危険なのは、「年のせい」や「忙しいから」といってこのアラームを無視し続け、心筋梗塞や脳卒中といった不可逆的な「病気」になってから後悔することです。
当クリニックにおける「先制医療」の実践
tokyo capital clinicでは、未病へのアプローチを、エグゼクティブにとっての「究極のリスクマネジメント」と位置づけています。
ビジネスにおいてトラブルの芽を早期に摘むのと同様に、身体においても「病名がつくのを待つ」のではなく、「データが悪化し始めた段階で叩く」のが基本戦略です。
血液検査による分子栄養学的解析、ホルモンバランスの測定、酸化ストレス度のチェックなどを行い、病気ではないが欠乏している栄養素を点滴で補い、低下した代謝機能をバイオハックで引き上げます。未病ケアとは、マイナスにならないよう防御するだけでなく、常にパフォーマンスの高い「絶好調」の領域(スーパー・ヘルス)に身体を留まらせるための、能動的な投資です。